妙な病気だな

 じゃ演説をして古賀君を大いにほめてやれ、おれがすると江戸っ子のぺらぺらになって重みがなくていけない。そうして、きまった所へ出ると、急に溜飲《りゅういん》が起って咽喉《のど》の所へ、大きな丸《たま》が上がって来て言葉が出ないから、君に譲《ゆず》るからと云ったら、妙な病気だな、じゃ君は人中じゃ口は利け...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:12 pm  

留任の運動

 うらなりが、そんなに厭《いや》がっているなら、なぜ留任の運動をしてやらなかったと聞いてみたら、うらなりから話を聞いた時は、既《すで》にきまってしまって、校長へ二度、赤シャツへ一度行って談判してみたが、どうする事も出来なかったと話した。それについても古賀があまり好人物過ぎるから困る。赤シャツから話が...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:11 pm  

古賀さんが立つ時

「おれは無論行くんだ。古賀さんが立つ時は、浜《はま》まで見送りに行こうと思ってるくらいだ」「送別会は面白いぜ、出て見たまえ。今日は大いに飲むつもりだ」「勝手に飲むがいい。おれは肴《さかな》を食ったら、すぐ帰る。酒なんか飲む奴は馬鹿《ばか》だ」「君はすぐ喧嘩《けんか》を吹《ふ》き懸《か》ける男だ...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:10 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0134 sec.

http://ic-24.jp/