そんな裁判はないぜ

「そんな裁判はないぜ。狸は大方|腹鼓《はらつづみ》を叩《たた》き過ぎて、胃の位置が顛倒《てんどう》したんだ。君とおれは、いっしょに、祝勝会へ出てさ、いっしょに高知のぴかぴか踴《おど》りを見てさ、いっしょに喧嘩をとめにはいったんじゃないか。辞表を出せというなら公平に両方へ出せと云うがいい。なんで田舎《...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:21 pm  

万事よろしく頼む

「そうさ。こっちはこっちで向うの急所を抑えるのさ」「それもよかろう。おれは策略は下手《へた》なんだから、万事よろしく頼む。いざとなれば何でもする」 俺と山嵐はこれで分《わか》れた。赤シャツが果《はた》たして山嵐の推察通りをやったのなら、実にひどい奴だ。到底《とうてい》智慧比べで勝てる奴ではない。...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:21 pm  

新聞までも赤シャツか

「ああやって喧嘩をさせておいて、すぐあとから新聞屋へ手を廻してあんな記事をかかせたんだ。実に奸物《かんぶつ》だ」「新聞までも赤シャツか。そいつは驚いた。しかし新聞が赤シャツの云う事をそう容易《たやす》く聴《き》くかね」「聴かなくって。新聞屋に友達が居りゃ訳はないさ」「友達が居るのかい」「居な...

このエントリーの続きを読む≫

— posted by id at 03:20 pm  

T: Y: ALL: Online:
Created in 0.0126 sec.

http://ic-24.jp/